脱腸

脱腸=即手術?


脱腸と診断された場合、すぐに手術になる訳ではありません。

自然に元に戻るケースもありますが、ごく稀ですのでこれはあまり期待できません。





脱腸の症状が出たら

立ち上がったり、お腹に力を入れた時に、太もものつけ根にぷっくりとした腫れが出たらすぐに外科を受診してください。

病院では視診、触診、問診などの検査を行って、そして手術をする前に以下の方法を試します。

用手還納法(用手整復)

用手還納法というのは、医師が手で腸をあるべきところに戻す手技です。
脱腸はまず、用手還納法を行ってみて、それでも治らない場合には手術になります。

自己判断は厳禁!

脱腸の状態によっては日帰りではなく入院することになるかもしれませんが、手術は大体順番を待たなくてはいけません。それだけ脱腸患者さんが多いということになりますね。

しかしここでこう思ってはいけません。

「痛みもないし、まあいいか。」(→放置)
「ヘルニアバンドを買ってみるか。」(市販の脱腸用の装具で改善を試みる)

脱腸は症状がいったん消えても、実は進行しています。
また、腹膜炎を引き起こして命に関わる状態になることもあります。

市販の脱腸用の装具は、嵌頓(かんとん)という症状を誘発して出血性ショックの末、死に至ることもあります。

病気に対して自己判断だけは行わないでください。
脱腸になって、用手還納法を行っても改善がなければ手術です。


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