脱腸の状態によっては日帰りではなく入院することになるかもしれませんが、手術は大体順番を待たなくてはいけません。それだけ脱腸患者さんが多いということになりますね。
しかしここでこう思ってはいけません。
「痛みもないし、まあいいか。」(→放置)
「ヘルニアバンドを買ってみるか。」(市販の脱腸用の装具で改善を試みる)
脱腸は症状がいったん消えても、実は進行しています。
また、腹膜炎を引き起こして命に関わる状態になることもあります。
市販の脱腸用の装具は、嵌頓(かんとん)という症状を誘発して出血性ショックの末、死に至ることもあります。
病気に対して自己判断だけは行わないでください。
脱腸になって、用手還納法を行っても改善がなければ手術です。 |