脱腸

赤ちゃん・子供の脱腸


脱腸の中でも「外鼠径ヘルニア」は、赤ちゃんや子供によく見られる脱腸で、小児外科で最も多く見られる病気と言われています。

外鼠径ヘルニアとは?

お腹にある腸などの臓器は通常腹膜に包まれているのですが、腸が腹膜鞘状突起という腹膜の一部に入り込んでしまった状態を外鼠径ヘルニアと言います。





外鼠径ヘルニアの症状

子供さんが脱腸になった場合、泣いている時や入浴時に症状を見つけることが多いようです。

◆初期症状
・足のつけ根にぽっこりとした柔らかい膨らみが出ます
・この膨らみは押すと消えてしまいます


1歳以下のお子さんの場合、外鼠径ヘルニアが稀にではありますが自然治癒することもあります。

また子供さんの脱腸は、手で入れてあげることも出来るようですが、やはり医師に正しい方法で入れてもらった方がいいでしょう。

脱腸が進行すると・・・

「かんとん」という、腸が元に戻らない状態になってしまうことがあります。

かんとんが起きると、腸が壊死を起こして危険な状態になることもありますから、病院へ行って状況を把握することが大切です。

受診する科目は小児外科です。

発症してから時間が経過している場合、穿孔や腸管壊死の可能性もあります。
この場合には死に至ることもありますから、何をおいてもすぐに病院へ行くようにしてください。


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